北の大地脱出編4(mixiより抜粋)
アーシングも施し、テストドライブの調子も良好、チンク極寒地脱出仕様が完成した。旅用のキャリアも装着し、荷物積み込みも完了した。ここ数日は天候の回復を待つ日々だった。


その日、朝の天候晴れ。皆に別れを告げ、村のスタンドのおっちゃんにまで別れを告げ、私は故郷へと出発しました。
 夕方のフェリーに乗る為一路苫小牧へ…。その瞬間は唐突に訪れました。村から峠を越え約150km地点。苫小牧までは約80kmの時
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「カタカタカタ   プスン…。」エンジンストール。
割とエンジンストールには慣れてる私だが、今回は何かが違う。音が違う。経験の無い止まり方。原因の検討が付かない。
 症状を確認する為にも再スタートを試みる。「カタカタカタ   プスン…。」何やらエンジンの上の方から異音がする。冷たい汗を感じながらここは笑っとく。

安全な場所に車を止め“ここであってくれ!”と希望を込めながらタペットカバーを外しクリアランスの調整を試みる。そして…。



「バルブ落ちてんじゃんかよ〜。」原因発見。まぁなんつうか修理不能。且つ重傷。エンジン昇天。さてどうしよ?150kmも来ちゃったよ。しかも山越えて。まずは農場に救助要請。トラックで来てくれるそうッス。あとは荷物満載の車内で待ちボウケです。ナウシカ観ながら待ちます。
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日が暮れるとメッキリ冷え込んで雪もチラホラ…って量じゃないですねぇ。ここは新装備イワタニのカセットストーブで暖を取り事亡きを得ます。そんな時連絡が「この雪だとトラックで峠無理だわぁ。」150km牽引決定です!



救助部隊のマシン いすゞ ロデオ と繋がれたチンク。150km牽引スタート!
待ち時間のナウシカが祟って早々にバッテリー昇天。牽引車のハザードの瞬間以外は暗闇です。見えないです。そして峠。吹雪です。当然ワイパーは動きません。真っ白です。完全に見えないです。恐怖です。

窓全開で身を乗り出し急場を凌ぐも気分は“わんこカキ氷の刑”の執行中で頭キーンとしっぱなし。こりゃ長距離は体が保たんと車を停めて作戦会議。


で考えたのは
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“手動ワイパー”
ワイパーにロープ繋いで、車内から人力で動かしちゃいます。

効果はまぁまぁ。車内にロープ通すのに窓開けてなきゃなんで割と寒い。しかも操作は神業級。両手がワイパーの操作で塞がっちゃうから、ハンドル操作は左太モモ。やっぱり命懸け。

ー中略ー

その他モロモロの窮地を知恵と勇気で乗り越え150km牽引の伝説は達成されました。
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by ritatore | 2005-12-21 14:56 | FIAT500
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