北の大地脱出編5(mixiより抜粋)
150km牽引伝説の翌日。伝説の姿でロープで繋がれたままのチンクを見ながら、気分は現実に戻ります。“さてどうすんべ。”


このまま居ろって意見がありつつも、帰りたい旨を伝え軽く家族会議です。チンクは不動決定なんで、一番リアルな方法はヒコーキでびゅーんってやつなんですが、ヒコーキで帰っちゃうと帰ってからのアシ車がなんもないんで電車嫌いのこの身は実家の茨城から出やしないだろうから、できれば車で帰りたい。

もらってきたばっかしの “パオ君” イタダキマス。

 残る課題は不動車チンクの処遇。自力ではまったく手がでないんで入院は決定なんだが、北の大地にチンク科の医者の心当たりナシ。
う〜ん。臓器摘出ですな。エンジンお持ち帰り決定!
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そうと決まれば突貫工事で作業開始!
まずはチンクのエンジン摘出しちゃいましょ。不本意ながら慣れた手つきで摘出です。外し方忘れる位メンテナンスフリーになってもらいたいモンですよ。
 ドッコイショって外したエンジン君。このままパオに積み込めば作業終了ですが、掛かり付けのチンク科のお医者さん(今更だけど整備士って事よ)の要望もあり、どこらあたりまで重傷か検証します。解剖ってトコ。
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普段なら絶対さわらんトコまでバラしちゃいます。自分で組む訳じゃないからね。でバックリ割れたエンジン君。患部を写メール

「思ってたほどじゃない…かも。割と安くできる…かも。」…慰めにはなりますデス。精進します。


 オレがエンジンで一喜一憂しているのと同時進行で代車パオの整備中のジョージ君。出かけて帰って来ると湯気モウモウで水スッカラカンのパオのホース総取っ替え中。ホントは冬の間にノンビリ修理するつもりだったようだが、急ピッチで作業してくれました。
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ドウモアンガト。

いざ苫小牧再出発。荷物満載パオ。(よくこんなにチンクに積んでたもんだ。)めざせ大洗!





オートマ仕様のパオ君。気抜いて運転してるとエンストします。たのしいいなぁ…。
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# by ritatore | 2005-12-22 15:02 | FIAT500
北の大地脱出編4(mixiより抜粋)
アーシングも施し、テストドライブの調子も良好、チンク極寒地脱出仕様が完成した。旅用のキャリアも装着し、荷物積み込みも完了した。ここ数日は天候の回復を待つ日々だった。


その日、朝の天候晴れ。皆に別れを告げ、村のスタンドのおっちゃんにまで別れを告げ、私は故郷へと出発しました。
 夕方のフェリーに乗る為一路苫小牧へ…。その瞬間は唐突に訪れました。村から峠を越え約150km地点。苫小牧までは約80kmの時
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「カタカタカタ   プスン…。」エンジンストール。
割とエンジンストールには慣れてる私だが、今回は何かが違う。音が違う。経験の無い止まり方。原因の検討が付かない。
 症状を確認する為にも再スタートを試みる。「カタカタカタ   プスン…。」何やらエンジンの上の方から異音がする。冷たい汗を感じながらここは笑っとく。

安全な場所に車を止め“ここであってくれ!”と希望を込めながらタペットカバーを外しクリアランスの調整を試みる。そして…。



「バルブ落ちてんじゃんかよ〜。」原因発見。まぁなんつうか修理不能。且つ重傷。エンジン昇天。さてどうしよ?150kmも来ちゃったよ。しかも山越えて。まずは農場に救助要請。トラックで来てくれるそうッス。あとは荷物満載の車内で待ちボウケです。ナウシカ観ながら待ちます。
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日が暮れるとメッキリ冷え込んで雪もチラホラ…って量じゃないですねぇ。ここは新装備イワタニのカセットストーブで暖を取り事亡きを得ます。そんな時連絡が「この雪だとトラックで峠無理だわぁ。」150km牽引決定です!



救助部隊のマシン いすゞ ロデオ と繋がれたチンク。150km牽引スタート!
待ち時間のナウシカが祟って早々にバッテリー昇天。牽引車のハザードの瞬間以外は暗闇です。見えないです。そして峠。吹雪です。当然ワイパーは動きません。真っ白です。完全に見えないです。恐怖です。

窓全開で身を乗り出し急場を凌ぐも気分は“わんこカキ氷の刑”の執行中で頭キーンとしっぱなし。こりゃ長距離は体が保たんと車を停めて作戦会議。


で考えたのは
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“手動ワイパー”
ワイパーにロープ繋いで、車内から人力で動かしちゃいます。

効果はまぁまぁ。車内にロープ通すのに窓開けてなきゃなんで割と寒い。しかも操作は神業級。両手がワイパーの操作で塞がっちゃうから、ハンドル操作は左太モモ。やっぱり命懸け。

ー中略ー

その他モロモロの窮地を知恵と勇気で乗り越え150km牽引の伝説は達成されました。
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# by ritatore | 2005-12-21 14:56 | FIAT500
北の大地脱出編3(mixiより抜粋)
おいおい前より調子悪くなってんじゃんかよ!ってなボク恒例の「イジリ壊し」な気配の前日でしたが、こんな時は基本に戻り、冷静に検証してみます。
 まず、スターターの廻りがかなり弱い。ここ数日カーステでipod聴きっぱなしで作業してたんでバッテリーはそりゃ見事にヘタッてます。原因その1ですね。充電しましょ。
 お次は点火系かな。プラグの焼け具合はどうかな…。   ぐっちょりですな。焼ける以前に濡れてますな。だいたい検討つきました。
 で重要参考人のポイント君の様子は、
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うん。ギャップ無しの閉じっぱなし。デスビに削れたてのポイントのヒールのカスも発見。物証もありで、コイツが犯人ね。調整してエンジンスタート!ハイ本日の整備終了!なんだか時間余っちゃいました。

 で、なんか面白い事できんかなぁと独り作戦会議。やっぱりイマイチの始動性の改善。ついでに充電効率もどうにかしたいし。でもお金は掛けたくないし。

そこで、今流行の「アーシング」ってやつを施してやる事にしました。ボディーアースじゃなくて、直接アースの線を新設しましょってやつ。
だいたいさっき充電するのにジャンプケーブル繋いだ時、マイナス側をボディーで繋いだ時と直接バッテリーのマイナスに繋いだ時のスターターの廻りが段違いだったんで、こりゃ電気の流れが便秘気味だの〜とは思ってたんで効果が期待できそうです。

 さっそく材料探しです。倉庫の中をガサゴソしてみると、何用かは知らんが各種コードが転がってますねぇ。
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使えそうです。N農場の便利なところです。適当なのをチョイスして施行開始。

うまい具合に「エンジンルーム温計」の作業のままなんでセンタートンネル剥き出しの状態。まずここからエンジンルームまでアース線を通します。一方はバッテリーのマイナスにドッキング。後はもう一方、エンジン側をアース取りたい箇所に繋げりゃO.K.です。

エンジンルームの施行箇所は
・スターター。これだけで十分な気もするが、線も余ってるんで
・シリンダーヘッド。
・ダイナモ。
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コイツら付近の適当なボルトに線繋いで、さっきのセンタートンネルの線とドッキングさせます。以上施行終了!


さっそく試運転。
始動性、思わず国産車かと思う驚くべきモノに!ビックリ効果ッス!
これに終わらないアーシング効果!走行面にも効果ありです。トルクもりもりです。90kmからまだ加速します。ちょっと怖い。

ずいぶん電気の無駄使いしてたみたいです。
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# by ritatore | 2005-12-16 14:51 | FIAT500
北の大地脱出編2(mixiより抜粋)
「ボボッボッボッボ…プスン…。」

…?
エンジン止まっちゃいました。
なして? 

ー以上前回よりー


で止まっちゃったチンク君。ちょいと凹みながらもとりあえずエンジン掛けてみるも始動性は相変わらず悪い。スターティングフルード併用でやっとこさです。とにかくエンジン掛けて症状の確認です。



今んとこ問題無し。ちゃんとアイドリングしてます。
ちょっとアクセル開けてみます。


「ブーン。」問題無し。
う〜ん。ちょっとグズッただけかな?
問題無しって事にして寒いんでストーブでも付けっかなとしたら、
「ボボッボッボッボ…プスン…。」
ありゃりゃ。なんか問題アリみたいね。
で、も一度調べます。

アクセル開けてるときは問題無し。

アイドリング時に不安定になる。

こりゃキャブかなぁ。そういやスターティングフルード吹きまくってたからゴミでも詰まったかな。症状がアイドリング時なんでスロー系のどっかかな。まぁしゃあないんでキャブばらしてみましょってキャブ外したら

インマニのとこのガスケットやぶけてました。

なーんだ原因はこっから二次エアー吸ってたのか。まぁせっかく外したし、ゴミも詰まってるかもしれんしバラして掃除でもって

ん?キャブの台座、プラスティックの部品に無数の亀裂があるじゃない。今まで気にもしなかった部品ですがよく見ると穴と溝が付いててキャブへの空気の通り道っぽい。どうやらただの台座じゃないみたい。調べたらインシュレーターってお名前らしい。ヤフオクで?2000でした。
 たいした値段のパーツじゃないけど今からヤフオクしてたら年内帰郷が危ぶまれるし、何より今直したい気分だし。しばし独り作戦会議。なんとかコイツを使えるようにするには…。ようはこの亀裂を修正すりゃ良いんだから…。
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でひらめいたのが、プラモ用のセメダインをペタペタして溶かし埋めちゃいます。最初はパテで埋めようかとも考えましたが、なんかパテのカスがキャブに詰まりそうで却下。瞬間接着剤の方がお手軽そうでしたが生憎手元に無かったんで却下。地道にペタペタします。
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キャブ掃除しながらペタペタ。で乾いたところでまたペタペタ。
少しずつ溶かして埋めてきます。
あっインマニのガスケット忘れてた。年賀状でいいかな。
年賀状チョキチョキしながらペタペタ。
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さて出来上がったキャブをエンジンにドッキングしてエンジンスタート!



ん?掛からんぞ?
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# by ritatore | 2005-12-15 14:37 | FIAT500
北の大地脱出編1(mixiより抜粋)
真冬日。」…最高気温が0℃未満の日。
 
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 放熱性抜群の海上コンテナハウスのドアが、がっちりガッチリ凍り付いて引っ叩かないと開かない日が続いてるボクです。布団ではとても寝れんのでmy寝袋(快眠気温-11℃)で寝ております。
 ってなわけで、そろそろ帰らんと雪で閉じ込められそうなんでN.ジョージ邸の大工仕事は放ったらかして、チンクの整備開始します。


まずは現在のチンクの症状から改善したい箇所ですが、
・1 始動性が悪い。(寒いから?)
・2 暖房が弱い。(寒いから?)
・3 たまに3速が抜ける。
・4 冬タイヤの信頼性(去年から履きっぱなし。しかも中古。)
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1はマイナス十何度の世界でもどうにかエンジンが掛かるんだから本来は問題無いんでしょうね。トラクターにスターティングフルードなるケミカルスプレーを発見したんでコイツを使って好しとします。

2は東京に居た時から寒かったんで我慢ですな。

問題は3のミッションの抜け。加速時に抜ける分にはまぁ笑って許せますが、減速時の場合はヒヤリとします。非力なチンクのブレーキを補う4速から3速へのエンジンブレーキ時にスコッといかれると前方車両にゴッツンしちゃいそうになります。

4は夏タイヤよりはマシだろってことで、今回はパス。

シフトの微調整は車内シフトレバーの助手席側のボルト2本を緩めて前後に調整します。1,3 2,4速のセットで調整します。今回は3速の調整なんで前方に調整… なはずが、すでに目一杯前に調整済み。そういや春に同じ作業してました。つうことはこれ以上は車内側から調整不可。無駄にフロアシート剥がしちまったじゃないか! しゃあないんでジャッキアップしてミッションごとずらします。

N農場便利グッツ「フォークリフト」でぐわぁーって上げようと思ったら大きいリフトはジョージ邸の建築現場でした。残念ッス。おかげで寝ッコロがっての作業です。お手軽に終わらせる予定がなんだか本格的になってきました。コンクリの冷たさが背中にしみます。フォークがあれば立って出来たのに!

下に潜ってミッションをぐぐっとずらしてトリアーエズ作業終了。でせっかくフロアシート剥がしてセンタートンネルむき出しになったんでちょっと改造をしちゃいました。写真の水温計。コイツを付けちゃいます。俗にいう追加メーターってやつかな?コイツはクズ鉄の中にありました。たぶんトラックのかな?センサー部分をライターで炙ったら針が動いたんで使えるはずです。

空冷のチンクに水温計じゃ意味不明なんで、コイツの名はエンジンルーム温計。一応オーバーヒートの予防にはなるかも?もしくは暖房のコックを開く正確なタイミングを知る計器か?
 
で設置してエンジンスタート。暫く反応無し。ギヤの入りなんかをチェックしつつエンジンが暖まるのを待ってると、
「ムクッ ムクムク」針が動き。アイドリングで約60℃。アクセルをちょっとフカしてやるとちょっと針が下がります。ちゃんと空冷してるって事です。
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「こりゃちょっと楽しいかも!」ってアイドリングで放っといてると、

「ボボッボッボッボ…プスン…。」

…?
エンジン止まっちゃいました。
なして?
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# by ritatore | 2005-12-14 14:21 | FIAT500